という人向けに、「海外移住に失敗する4つの原因と対策」をご紹介します。
なお、この記事を書いている筆者は2013年にニュージーランドに越して来まして、2016年に技能移民で永住権を取得しています。(夫がw)
海外移住は大きな挑戦です。
海外移住は時間とお金をかなり使います。ですので、挑戦する人はできるかぎり失敗のリスクを減らして挑戦することをおすすめします。
- ニュージーランド移住に失敗する4つの原因と対策
- ニュージーランド移住に役立つ情報サイト【おまけ】
本記事では「ニュージーランド移住に失敗する原因」と「失敗を避けるための対策」を4つの項目に分けて解説。
記事後半にはニュージーランド移住の下調べに役立つサイトもご紹介していますので、移住計画に役立ててください。
ニュージーランドを始め、オーストラリア、カナダなど移民を多く受け入れている国でも通用する内容なので、海外移住を考えている方は是非参考にしてみてください。
※本記事で言う「移住」とは『永住権を取得し、現地でそれなりに暮らす』ことと定義しています。国際結婚などの移住は含みません。
ニュージーランド移住に失敗する4つの原因と対策
ニュージーランド移住に失敗する原因は以下の4つです。
- 原因1:英語ができない
- 原因2:スキルがない
- 原因3:資金がギリギリ
- 原因4:楽観主義
上記4つの条件を満たしてしまう人は、もう少し日本で準備をした方が良いです。
上記の状態でニュージーランドに移住して来るのは、かなりリスクが高いのでおすすめ出来ません。
「なぜ、これらが海外移住を失敗させる原因になるのか?」その理由と対策案を説明します。
原因1:英語ができない
「海外に住んでいれば自然と英語が身につく」という言葉を鵜呑みにして、日本でまったく勉強をして来ない人。
留学やワーホリなら全然OKですが、移住となると話は全然別物です。
英語が出来ない状態で現地に来てしまう人が後を絶ちませんが、無謀極まりない行為です。
英語圏に移住するのに英語が出来ないということは、すべての場面で不利になります。
1番大きな問題は、自立した生活ができないことです。
他人に頼らないと何も出来ないので、だんだん煙たがられてしまいます。また、英語ができないゆえにトラブルに巻き込まれたり、詐欺に会う確率も高くなります。
他にも、英語が話せないと以下のことに困ります。
- ビザの申請ができない
- トラブルに対処できない
- 情報源が日本語のみに限られる
- 通訳などの無駄な出費が多くなる
- 海外でも日本人社会で生きることになる
海外生活において、英語ができない人は絶対的弱者かつカモです!
例えるなら海外移住において英語力は「あなたの身を守る装備」です。
英語は日本にいても習得可能ですので、しっかり勉強しておくことをおすすめします。
今スグ勉強を始めましょう( ・ㅂ・)و
これだけはやっておきたい英語学習
移住前に「最低限これだけやっておけばOK」という勉強は以下3つ。
- 文法を完璧にする
- 単語帳を1冊丸暗記
- スピーキングアプリで話す練習
「文法」と「単語」をインプットをしつつ、アプリを使って「英語を口から出す」練習をする。
最低限これだけは徹底的にやりましょう。
詳しくは『1年で英語が話せるようになる勉強法』で解説していますので参考にしてみて下さい。

会話力を伸ばすアプリについては下記記事も参考になるかと思います。

原因2:スキルがない
ニュージーランドに移住を検討している人の多くは「Skilled Migrant Category Resident Visa」いわゆる「技能移民」で永住権を取得しようと考えていると思います。
ゆえに専門スキルが無いと海外移住を成功させるのは難しいです。
例えるなら、専門スキルはあなたが永住権を勝ちとるための武器です。
英語で装備をかため、専門スキルを武器に戦う。
これが海外移住の必勝法です。
技能移民で永住権をとるためには、ニュージーランドの会社に技能職として就職する必要があります。
専門性の高い技術があれば、日本でもすぐに仕事が見つかると思います。ですが、海外の場合はもっとシビアです。
理由は2つ。
- 英語力が備わっていることが前提である。
- ニュージーランド人やイギリス人が優先して採用される
上記の理由から、スキルがあっても雇用先を見つけるのはかなり困難です。
そして、あなたが狙っている職は、世界中から移住してくる人達も狙っているので、高い競争率になるのです。
業種によって違いがあるので、雇用先を見つける具体的なアドバイスは難しいのですが、
- 自分の専門分野で働くニュージーランド人と知り合いになっておく
- ブログなど誰でも閲覧できるポートフォリオを作っておく
- ニュージーランド人向けにSNSで発信する
などは分野問わず効果的です。
ちなみに、自分の専門分野で働くニュージーランド人を見つけるには【Meet up】や【Facebook】が便利ですね。
専門スキルと学位の関係に注意
ここで1つ注意したいのが、専門スキルと学歴の一貫性です。
日本ではあまり重要視されていませんが、ニュージーランドでは「専門スキルに関連した学歴」がないとプロと認めてもらえません。
例えば、文系プログラマーの人は学歴とマッチしていないので、NGになります。
「じゃあ、スキルと学歴がマッチしていない人はどうすりゃいいの?」
と思うかも知れませんが、ニュージーランドのIT専門学校に1年通えばOKです。
(入学条件は大卒・IELTS6.5の英語力くらい)
どのみち30歳以上の人は、専門スキルがあっても「ビザの絡み」で専門学校に通うことになると思いますので、学歴はそこで調整すればOK。
その間にニュージーランド人の知り合いや、ポートフォリオの作成、SNSでの発信などに力を入れると良いですね。
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原因3:資金がギリギリ
移住資金がギリギリで来る場合も、海外移住失敗のリスクが高まります。
海外移住はかなりタフな挑戦です。
現地に入ったらやるべきことが山程ありますし、色々な困難にぶち当たります。
精神的な余裕がない状態で金銭的にも圧迫されてしまうと、本来うまくいくものも上手く行かなくなってしまいます。
どんなに早い人でも、ニュージーランドに引っ越してから永住権を取得するまでには2、3年かかります。
その間、無収入でも大丈夫な資金を用意しましょう。
ご家族がいる人は移住プランによって、かなり予算が変わります。
- 最初から家族同伴で移住するか
- 永住権の見通しがたったら家族を呼び寄せるか
よく話し合って予算を見積もる必要があります。
ニュージーランド移住で筆者が実際に費やした費用や生活費については下記記事で解説していますので、参考にしてみて下さい。(※ワーホリが使えてシングルの人はもっとお安くなります)


原因4:楽観主義
楽観主義は良いことですが、海外移住においては少し危険です。
- 「英語できなくてもなんとかなるだろう」
- 「スキルないけど専門学校行けばなんとかなるだろう」
- 「現地に行けばなんとかなるだろう」
↑みたいな感じはヤバイです。
このタイプの人は、ほぼ100%失敗しているので、移住に関しては慎重派になりましょう。
現実を見据えるために、現地調査は本当に大切です。
ネットを使えば、だいたいのことは調べることができますので、しっかりと下調べをすると良いです。
多くの人がせっかく移住したのに「理想と違った」「賃金が低すぎて生活できない」「生活費が思ったより高く生活できない」という理由で帰国されています。
なぜ、そうなってしまうのかと言いうと「永住権をゴールにしてしまい、その先を見ていない」人が多いからです。
海外移住において永住権は単なる通過点です。
その先にある生活がキラキラと輝いて居るからこそ、辛くて大変な海外移住に挑戦する意味があります。
ですので、
「移住後の生活水準はどの程度で、それは自分が理想とする生活か?」
というところをしっかり調べておきましょう。←重要
他にも調べておいたほうが良い事は下記の感じです。
- あなたの職種の平均年収
- 居住予定エリアの治安・家賃相場
- 物価・生活費
- 移民が受けられる福祉
- 娯楽施設の種類と料金
次の項目でご紹介する『情報サイト』では、ニュージーランド移住や生活について調べることができますので、気になったことは徹底的に調べておきましょう。
ニュージーランド政府関係のページが多いので、英語サイトが多めです。すいません。
情報を集める時も英語ができると捗りますので、まずは英語ですね ( ・ㅂ・)و
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ニュージーランド移住に役立つ情報サイト
ここでは、ニュージーランド移住に役立つ情報サイトをご紹介します。
疑問に思ったことがあれば、まずは調べるクセをつけ、自己解決できるスキルがあると海外生活がグッと楽になります。
ニュージーランド移民局のページです。最新のビザ情報は移民局のページをチェックしましょう。
ニュージーランドの日本語ポータルサイトです。日本語でやり取りができるので、困った時に便利です。
ニュージーランド政府のページです。永住権保持者は、基本的にニュージーランド人と同等の福祉を受けることができまして、その詳細が見れます。
Kiwisaverや年金(Superannuation)についても触れているでチェックしておきましょう。
ニュージーランドの大手ポータルサイトです。通販、オークション、職探し、家探しなどコンテンツが充実しています。
家を探すときはTrademeを使って探すので、家賃相場などのチェックに使えます。
オークランド市ワイテマタ地区保険委員会が作成した「日本語によるニュージーランドの医療事情」です。
日本とはかなり違う医療システムに困惑する人が多いので、必ず目を通しておきましょう。
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まとめ
ニュージーランド移住を失敗する原因と対策について解説させて頂きました。
今回説明した対策をしっかり行っていれば、海外移住で失敗するリスクはグンと下がるはずです。
筆者は移住斡旋業者ではないので、むやみに海外移住をおすすめしません。
しかし、1人でも多くの人に海外移住を成功させて欲しいと思っています。
この記事がお役に立てれば嬉しいです。
それでは本日はここまでです。最後までお読み頂きありがとうございました。

ニュージーランド行き航空券の安値
ニュージーランドへの直行便はニュージーランド航空がおすすめです。
ニュージーランド航空は、 シートもゆったりしていて乗り心地が良いので、11時間の長旅でも疲れが溜まりにくいのでありがたいです。
2020年の「世界で最も優れた航空会社」にも選ばれているので、信頼できる航空会社だと思います。
日本からの直行便は、通常価格だと11万前後ですが、セール時には7万前後まで値下がりするので要チェックです。
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