「英語が話せるようになりたい!」という人向けに、スピーキングが上達するアプリをご紹介したいと思います。
なお、この記事を書いている私は現在ニュージーランドに居住していて日常的に英語をつかっていて、IELTS6.5(TOEICだと820~870点位)ほど。
英語学習を始めてから10年以上なので、いわゆる『上級者』のレベルだと思います。

これまで、数多くの英語アプリを試してきた筆者が、本気で使えるアプリを選びましたので参考にしてみて下さい。
英語が話せるようになりたい人におすすめなアプリとは
「英語を話す」というのは、相手と会話のキャッチボールをする必要があります。
つまり、覚えたフレーズをただ言えば良いというわけではなく、相手が話していることを理解し、適切な返答をする能力が必要なわけです。
ですので、英語をアプリを選ぶ時は、トータル的な英語力を伸ばすことが出来るアプリを選ぶのが正解です。
また、「英語を話すこと」が目的なら、発音判定がしっかり付いたアプリで「英語のリズム」や「音の変化」を身に付けられるものを選びましょう。
英語学習はコツコツ継続することが習得への近道です。アプリを1つ選んだら最低でも3ヶ月は続けてみてください(`・ω・´)
アプリでわからない箇所があったらメモに残しつつ、時間のある時にインターネットや書籍で調べるクセをつけると上達が早くなります。
アプリでサクサク学習
↓
わからない所をメモ
↓
ネットや書籍で確認
こんな感じでOKです。
英語学習は、コツコツ継続することが上達への近道です。
ヘビロテで使えるように、ストレスのない操作性で「続けられそう」というアプリを見つけて下さいね。
というわけで「英語が話せるようになる英語アプリ」をみていきましょう。
【スタディサプリENGLISH】新日常英会話コース
- 費用
2,178円(税込)/月額
6ヶ月パック:11,748円(税込)
12ヶ月パック:12,936円(税込)
※7日間の無料期間付き - 強化されるスキル
スピーキング・リスニング - 英語レベル
初心者~上級者
最初にご紹介するのは、(株)リクルートが運営するスタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)です。
Appストアの教育カテゴリーのランキング1位を獲得したこともあるアプリなので、ご存知の方も多いと思います。
「英語を話せるようになること」にフォーカスしたアプリなので、スピーキングやリスニング力を伸ばす機能が充実しています。
トータル的な英語力を鍛えつつ、会話力を着実に上げたい人におすすめです。
会話力を効率的にアップさせる秘策がいっぱい
スタディサプリENGLISHでは、あなたの話す英語を解析し、分かりやすい改善ポイントを提案してくれます。
『英語を上手に話すための解説』が具体的でわかりやすいので、短期間で発音矯正も可能です。
↓こんな感じで解説してくれます
Actionの「A」が日本語の「あ」の発音になっています。
ポイントは2つ:
- 唇の形:日本語の「え」よりも少しだけ口を横に開きます。唇の間にティースプーンを横にして入る程度の開きです
- 鼻にかかる音を入れるとよりネイティブに近い音になります
また、英語を話すのに大切なリスニング力を鍛える『リスニングPLUS』というモードがかなり優秀です。
「リスニングPLUS」では学習データを解析し、あなたのリスニングの弱点をあぶりだします。
つまり、あなたの「英語が聞き取れない理由」が判明します。
そして、弱点を克服するための専用トレーニングが用意されるので、徹底的にリスニング力をきたえることができるんです。
無料で7日間全機能を使うことが可能なので、まずは自分に合うか試してから購入を検討されると良いと思います。
お試しした結果、自分には合わないなと思われた方は、お試し期間内に解約すれば費用はゼロなので安心です。
会話力をのばしつつ、トータル的な英語の勉強ができるので、コスパ的にもおすすめです。
スタディサプリENGLISHの詳しいレビューは下記記事でも書いていますので、興味のある人は参考にしてみて下さい↓

Speak buddy
- 費用
1,950円 (月額)
※7日間の無料トライアルあり - 強化されるスキル
スピーキング・文法・単語 - 英語レベル
初心者~
『Speak buddy』は音声認識技術をしAIと英会話練習ができるアプリです。
AppStoreの教育アプリランキングで1位をとったTOEIC対策アプリ「アプトレ」の開発チーム(AppArray)が作った、期待のアプリです。
「英会話に通う時間がない人」や「外国人といきなり話す自信がない人」向けに開発されたアプリなので、英会話の練習に丁度よいです。
AIとの会話で場面ごとの会話の流れを掴むことができる
シナリオモードやフリー会話モードがあり、場面別のシナリオに沿って、いつでもAIと会話を始めることができます。
シナリオも、日常生活からビジネスシーンまで様々な場面が想定されていますので、実践的な会話の流れを掴むのに最適です。
AIは、あなたの発音や会話がきちんと成立しているかなどを判定してくれます。
「いきなり人と英会話をするのはチョット…」と思うシャイな人におすすめです。
デメリットは料金が高いことです。
まだまだ、改善が必要なアプリなので、他の有料アプリのボリュームや質と比べると料金がお高めに感じます。
現段階で気になる部分は、「発音の判定がシビアすぎる」点と、「AIがたまに変な回答を送ってくる」点ですかね。
とは言え、現段階でリリースされているAI英語学習アプリの中ではかなりおすすめです。
REAL英会話
- 費用:600円
- 強化されるスキル
スピーキング - 英語レベル
中級以上
「まずは使えるフレーズを覚えたい!」という人におすすめなのが『REAL英会話』です。
Appストアのランキングでも常に上位を維持していて、累計520,000部を売り上げている定番アプリです。
日常的に使うフレーズがスラスラ出てくる
REAL英会話には、3000以上のフレーズが場面ごとに収録されていおり、今もなお新しいフレーズが追加され続けています。
ネイティブが使う表現や言い回しが会話文と音声で収録されているので、英語の表現に幅をもたせたい人に最適です。
ただ、残念なことに基本的な英語の土台までは学習できないので、補助的に使うのが良いと思います。
REAL英会話はフレーズを丸暗記してしまえば、それを使う場面でスラスラと英語を話せるようになります。
しかし、基本的な英語力が身についていないと、会話のキャッチボールは不可能です。
REAL英会話はシチュエーションありきのフレーズ集なので、英語の基礎が出来ている中級者以上の人が、表現の幅を広げるために使うのにおすすめです。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
- 費用:1200円
- 強化されるスキル
スピーキング - 英語レベル
中級以上
累計50万部以上の売上を誇る『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』。今もアマゾンベストセラー入するほどのロングセラーなので、ご存知の方も多いと思います。
今回おすすめするのは、この本のアプリ版です。
反復練習によりアウトプット回路が身につく
『瞬間英作文』とは、短時間の間にカンタンな英文を連続して作り出すことで、英語をアウトプットする回路を身につけるという勉強法です。
「時間をかければ英文が作れるけれど、口から反射的に出すことが出来ない」という人におすすめです。
日本語を聞いて、即座に口からアウトプットを繰り返すという練習は、話すチカラを付けるのにかなり効果が高い勉強法と言えるでしょう。
海外で生活していると英語の上達が速いと言われるのは「言いたいことを瞬時に英語にする」場面が多いからです。
半ば強制的に瞬間英作文をしているので上達が早くなるのですが、アプリ版『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は、「英語を瞬時に口にする」場面を意図的に作り出す感じですね。
中学レベル以上の英語力が身に付いている人は積極的に取り入れていきたい勉強法だと思います。
デメリットとしては、英語レベルが上がるにつれて、会話スピードの速いネイティブのやり取りについていけなくなる所ですね。
英語中級レベルから上級レベルになるには、「日本語→英語」という回路ではかなり無理がでてきます。(英語を英語のまま考えるようしなくてはいけない)
筆者は瞬間英作文(書籍の方)で勉強していたので、「日本語→英語」だった思考回路を「英語→英語」に切り替える必要があり、ちょっと厄介でした。
とはいえ、「日本語→英語」が出来ないと「英語→英語」も出来ないので、どこかで切り替える必要があると割り切ってやるものなのかも知れませんね。
また、最低限の文法と語彙がないとつまづいてしまうので、中学レベル英語力が必要です。
えいご漬けMOKA
- 費用
初回7日間無料。以降課金あり
(30日 480円 / 90日 1,300円 / 1年間 4,800円) - 強化されるスキル
スピーキング・文法・単語 - 英語レベル
上級以上
『えいご漬けMOKA』はシャドーイングをメインとした英語学習ソフトです。
シャドーイングとは
英文が聞こえてきたら、即座に復唱する訓練法です。英文を聞き終わってから復唱するリピーティングとは違い、聞きながら話す必要があるので、難易度が高い訓練法です。
元々は同時通訳者のための訓練方法として用いられていましたが、リスニング・スピーキング力の飛躍的な上達効果があるということで、言語学習に多く取り入れられています。
2014年度の日本e-Learning大賞『英語スピーキング部門賞』受賞の経歴もある信頼できる英語アプリです。
上級者を目指す中級者に最適
『えいご漬けMOKA』は、シャドーイングをメインにした英語アプリです。
シャドーイングは難易度が高い勉強法ですので、英語中級レベル以上の人向けアプリになります。
『えいご漬けMOKA』は英文法の解説も詳しく、単語帳もかなりのボリュームなので、このアプリ1つで英語学習が完結するのもポイントが高いところです。
かなりスパルタ気味なアプリなので、本気度が試されるアプリとも言えます。
私が気になった点は、以下3点
- 声を出す学習がメインなので、外出先ではやりづらい。
- 画面がシンプル過ぎて、操作になれるまで混乱する。
- 英語中級者向け。
初心者が手を出すと挫折する可能性が高いので、自分に合うか無料期間中にじっくりとチェックすることをおすすめします。
英語初心者がアプリを選ぶ時のポイント
英語初心者の人がアプリを選ぶ時は、以下3つのポイントを意識しましょう。
- 現段階の英語レベル
- 目標の英語力
- アプリの操作性
順番にサクッと説明します。
①現段階の英語レベル
現時点での英語レベルに無理のないアプリを選びましょう。
英語学習は、アプリを使おうが本を使おうがとにかくコツコツと長期間続けることが大切なのですが、自分のレベルに合わない教材を掴んでしまうと長続きしません。
筆者はそれで、いくつも教材を無駄にしました(´;ω;`)
レベルにあった教材選び。大切!
上で挙げたアプリをレベル別に分けると
初心者向け |
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---|---|
中級者向け |
|
上級者向け |
|
↑こんな感じなので、自分がどのレベルなのかしっかりと分析して選びましょう。
②目標の英語力
目標とする英語力はハッキリしていますか?
例えば、海外旅行に行く予定で英語を覚えたい人は、基礎的な勉強より『REAL英会話』のようなフレーズ集の方が役に立つでしょう。
反対に、基礎からしっかりと英語を身に着けたいという人は、トータル的な学習が可能な スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)が最適です。
はたまた、中級者の人が上級者を目指すなら『えいご漬けMOKA』のようなスパルタアプリが良いでしょう。
難しく考える必要はないので、自分が理想とする目標に最短でたどり着けるアプリを選ぶと良いですよ。
③アプリの操作性
英語アプリを選ぶ際は、操作性がスムーズな物を選びましょう。
上でも言っていますが、英語学習はコツコツと積み重ねて行くことが大切です。
アプリの操作性が悪いと、毎回小さなストレスがたまり、アプリを立ち上げるのがイヤになってきます。
- 画面が操作しづらい
- 使用中にアプリが落ちる
- 不具合が多い
↑な感じのアプリはおすすめしません。(今回おすすめしたアプリも、デバイスによっては不具合が出るかもしれません)
毎日のスキマ時間にサクッとできる、ストレスのない操作性は英語アプリの必須条件です。
英語を話せるようになる為の大切なこと
アプリをDLして、ちょこっとやって放置じゃダメです。
毎日アプリを進めること
今はアプリという最強の教材を使って英語を習得出来る時代です。
どのアプリも、1本に絞ってしっかりやり込めば必ず英語力が上がります。
ぶっちゃけ英語教材ってガッツリやり込めば、どの教材でも英語力は身につくと思う。
だから、学習教材を選ぶ時は「長くお付き合いできるか」考えると良い。英語アプリの場合は、UIデザインや操作性、自分のデバイスとの相性も大切。
1番ダメなのは、いろんな教材に手を出して全部中途半端になること。— キュリオ🇳🇿英語を話す音ゲーマー (@ms_curious01) 2020年10月1日
千里の道も一歩からです。
自分のレベルを知り、目標を決め、アプリを1つ選んでコツコツと勉強しましょう。
忙しい時もあると思いますが、できるだけ長く続けて行きましょう。
これが英語上達への近道です
( *• ̀ω•́ )b
『スタディサプリENGLISH』のレビューはこちら↓
(※旧版レビューになりますが、最新版の中に旧版も収録されています)

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