- ニュージーランド移住の具体的な方法を知りたい!
- 留学やワーホリから移住する方法ってあるのかな?
- 将来、海外移住するためにしておくことは何だろう?
という疑問にお答えします。
最初に悲しいお知らせですが、2017年以降、ニュージーランドの永住権は申請条件が厳しくなりました。
永住権の申請条件として「給料の指標」がプラスされたため、王道だった調理師からの永住権取得がほぼ不可能になりました。(調理師は賃金が低く、永住権の基準に満たないそうです)
とは言え、専門スキルがある人にとってはまだまだチャンスがあるのでご安心を。
- ニュージーランドに移住する4つの方法
- ニュージーランド移住を成功させるポイント
永住権を取得してニュージーランドに移住する方法は主に4つ。
「投資家」「起業家」「技能移民」「国際結婚」です。
本記事では、上記4つの方法を解説しつつ、将来的にニュージーランド移住を考えている人が押さえておくポイントなんかも説明して行きます。
ちなみにこの記事を書いている私は、2013年にニュージーランドに越してきまして2016年に永住権を取得しています。
関連記事ニュージーランドの永住権|メリット・デメリット
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ニュージーランドに移住する4つの方法
ニュージーランドに移住するためには「永住権」を取得する必要があります。
永住権を取得しなくても長期的に滞在することは可能ですが、「居住」を目的としたビザは「永住権」になるので、本記事では「移住=永住」と定義しています。
ということで、ニュージーランドの永住権を取得する方法です。
主な取得方法は以下の4つ。
- 投資家
- 起業家
- 技能移民
- ニュージーランド人と結婚
上記の方法で「永住権」を申請するための条件を解説します。
投資家
『投資家部門』はニュージーランドが最も力を入れている部門です。
英語力もほぼ必要なし(IELTS3.0以上)ですが、一般人には手が出ない方法です。
というのも、最低でも約2億4000万円(300万ドル)をニュージーランドが定める投資先に投資しないといけないからです。
(´・ω・`)バカヤロー…
一応説明しておくと『投資家部門』での永住権申請は2種類ありまして、下記のような条件になります。
- 必要な投資額:1000万ドル(約8億円)
- 投資期間:3年
- 事業経歴:なし
- 年齢制限:なし
- 英語力の証明:なし
- 必要な投資額:300万ドル(約2億4000万円)
- 投資期間:4年
- 事業経歴:3年以上
- 年齢制限:65才以下
- 英語力の証明:IELTS3.0相当
あまり、一般向けではありませんが、中国人がバンバンこのビザで申請しているそうです。
チャイナの金持ちごいすー。
ということで、次行きましょう。
起業家
次は『起業家』です。
投資家よりは現実的ですが、いきなり永住権の申請が出来ないので道のりが遠いです。
ざっくり説明すると、まず「Entrepreneur Work Visa」というビザを取得して、ニュージーランドで会社を立ち上げます。
2年目以降、立ち上げた会社がニュージーランドに貢献していると認められた場合にやっと永住権がおりる仕組み。
日本でのビジネス経験や実績が必要なので、日本でも経営者の経験がある人向けのビザですね。
条件などが細かくあるので、専門家と一緒に進める必要があります。
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技能移民
おそらく多くの移住者が狙うのが『技能移民』です。
技能移民の条件です。
- 移民局が定めるポイントを満たしている
- 年齢:20~55才未満
- 健康で犯罪歴が無い
- 英語力:IELTS6.5相当以上
技能移民はポイント制が導入されていまして、基準のポイントを満たすには以下4つが重要です。
- 「専門職と関連する学歴があること」
- 「専門職での職歴があること」
- 「専門職でニュージーランドの企業に就職していること」
- 「相応の報酬を受け取っていること」
要は一貫性が必要で、
理系大学卒
↓
日本でプログラマー
↓
ニュージーランドでプログラマー
みたいなのが理想です。
とは言っても、学歴はニュージーランドで専門学校に1年くらい通えば問題ないので、専門職での日本での職歴とニュージーランドでの職歴が重要です。
自分がどれくらいポイントを満たすことが出来るか確認するには、ニュージーランド移民局公式サイトで確認しましょう。
»ニュージーランド移民局「Points Indicator for Skilled Migrant」
具体的な移住プラン
具体的な移住方法としては、ワーホリが使えない31才以上の人はまず専門学校に通うことになります。
なぜかと言うと、ニュージーランドで仕事を探す場合「仕事を探してもOK」なビザが必要だからです。
ニュージーランドの専門学校を卒業すると、1年の期限付きで「職探ししても良いよ!」というビザが取得できるので、卒業してやっとスタートラインに立つことができる感じですね。
観光ビザなどで滞在しながら仕事を探したりするのは違法になるのでNGです。
ですので、技能移民の王道としては、
ニュージーランドの専門学校
↓
職探し(1年)
↓
就職
↓
永住権申請
上記のような流れが永住権までの道になります。
ちなみに、技能移民の永住権申請には英語力の証明(IELTS6.5相当)がありますので、英語から逃れることはできません。
IELTS6.5相当の英語力はけっこう頑張る必要があるので、今スグにでも勉強をはじめましょう。

そして、もう1つ忘れてはいけないのが、給料査定です。
基本的には、ニュージーランドの平均年収くらいもらえていればOKなので、専門職なら問題ないかなと思います。
自分の専門分野の平均給料は「Careers NZ」で調べることができるので、確認しておきましょう。
ニュージーランド人と結婚
最後に、ニュージーランド人との結婚という手段もあります。
ニュージーランドは事実婚が多いので、正式に結婚していなくても問題ありません。
重要なのは、
- 2人がパートナーとして愛し合っている証明
- 一緒の家に住んでいる証明
- 財産などを共有している証明
といった部分で、かなり突っ込んだプライベートなところまで証明する必要があります。
ちなみに、パートナーの証明はご夫婦などで移住する人も必要になります。
ニュージーランドに一緒に来た時の航空券や、共同名義の銀行口座など少しずつ用意しておきましょう。
ニュージーランド移住を成功させるポイント
ニュージーランドの移住方法がわかったところで、実際にどんな準備をすれば良いか解説します。
すごくシンプルなんですが、現地にいると変な方向に力を入れちゃう人が結構いますので、そうならないためにも一応確認しておきましょう。

英語力を磨く
英語力を磨くことは必須です。
とりあえず最初の目標は、IELTS6.5を目指すところから始めましょう。
最低限やっておくべき英語の勉強は下記で紹介していますので参考にしてください。

専門スキルを磨く
海外移住はスキルが絶対必須です。
専門分野で高いスキルがあれば、英語力がそこそこでも仕事が見つかる率がグンと高くなります。
また、自分の専門分野で働いている現地人と仲良くなっておくのも重要です。
人種関係なくガンガンコミュニティに参加すると、度胸も付きますし、英語力もアップしするのでおすすめです。
明確な道を見つけてブレずに突き進む
「英語」と「専門スキル」をひたすら高めたら、あとは計画通りに突き進むだけです。
ですが、移住計画が行き当たりばったりでは上手くいきません。
まずは、調査を徹底しましょう。
「ネットでの調査能力」は海外生活に必須な能力なので、練習も兼ねて徹底して調べるクセをつけましょう。
ニュージーランド移住に役立つサイトは下記記事でも紹介していますので、チェックしてみてください。

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今から出来ることを始めましょう
以上、ニュージーランドに移住する方法をご紹介してきました。
一昔前の「誰でも移住できた時代」が終わり、今はなかなか厳しいニュージーランド移住です。
海外移住はそれなりリスクがありますが、それも踏まえて「海外移住をしたい」という人を全力で応援しています ( ・ㅂ・)و
まずは、今スグできる英語の勉強からはじめましょう。


ニュージーランド行き航空券の安値
ニュージーランドへの直行便はニュージーランド航空がおすすめです。
ニュージーランド航空は、 シートもゆったりしていて乗り心地が良いので、11時間の長旅でも疲れが溜まりにくいのでありがたいです。
2020年の「世界で最も優れた航空会社」にも選ばれているので、信頼できる航空会社だと思います。
日本からの直行便は、通常価格だと11万前後ですが、セール時には7万前後まで値下がりするので要チェックです。
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