という人向けに、今回は海外移住と英語力について解説したいと思います。
- 海外移住に必要な英語力はどれくらい?
- 英語力を数字で確認したいならIELTSがベスト
- ゼロから勉強を始め2年半で現地就職を勝ち取った夫の例
海外移住をするなら英語力は必須です。
しかし、どのレベルを目標にすれば良いかという点は結構曖昧だったりします。
今回解説するのは「海外移住に必要な英語力」なので、生活面と仕事面の2つの視点から必要な英語力を解説しています。
後半では『英語力ゼロから勉強を始めた夫が、現地企業に就職するレベルになるまでに行った英語学習方法』も掲載しています。海外移住を検討されている方は参考にしてみてください。

海外移住に必要な英語力はどれくらい?
『海外移住に必要な英語力』を考える場合、以下のポイントが重要になってきます。
- 「生活面で必要な英語力」と「仕事面で必要な英語力」
- 海外移住に必要な英語力は「話す」「聞く」が中心
一つずつ解説します。
「生活面で必要な英語力」と「仕事面で必要な英語力」はどれくらい?
当たり前なのですが、日常生活では高いレベルの英語力は必要ありません。一方、プロフェッショナルな仕事をするオフィスでは、高い英語力が必須になってきます。
つまり、あなたが目指す海外でのポジションによって求められる英語力は変わってくると言うことです。
「生活面で必要な英語力」は中学レベルでOK
日常生活で必要な英語力ですが、こちらは中学レベルの英語力で問題ないんじゃないかなぁと思います。
ここで言う『中学レベルの英語力』とは、簡単な文法を駆使して自分の聞きたいこと、言いたいことを相手に伝えられるレベルの英語力です。
ポイントは、
中学レベルの英語を口に出して使える英語力がある
という部分です。日本人が最も苦手とする『スピーキング力』がカギとなります。
なぜかと言うと、英語を理解していても、使えなければ「知らない」と同じことと扱われてしまうからです。
結論:日常生活では、中学レベルの英語を「聞けて」「話せる」英語力が必要
「仕事面で必要な英語力」
仕事場で要求される英語力はかなりシビアです。はっきり言ってしまうと、ネイティブレベルを要求されます。
ここで言う『英語力』とは、上で説明した「英語を聞く力」「話す力」に加え「英語を読んで正しく理解する力」と「正しく書く力」も要求されます。つまり、全部です。もちろん職場の環境にもよるとは思いますが、一般的な企業で働く場合、周りはネイティブスピーカーになりますので、高いレベルが求められるのは仕方のないことですね。
一方、日本食レストランなどで働く場合は、逆にALL日本語のような環境もあるようです。ただ、日本食レストランで働き永住権まで漕ぎ着ける可能性は低いので注意が必要です。
英語圏でオフィスワークをする場合、英語が下手だとネイティブスピーカーから見下され、意見が通らなかったり誤解が生じてしまうこともありますので、最終的にはやはりネイティブレベルを目指すはめになると思います。
結論:オフィスで求められる英語力は上級レベル「話す力」「聞く力」「正しく読む力」「正しく書く力」が必要
海外移住に必要な英語力は「話す」「聞く」が中心
「海外移住に必要な英語力」とはTOEICのスコアのような『英語の知識』のことではありません。
ここで言う「英語力」とは「英語でコミュニケーションをとる力」です。つまりは「リスニング力」と「スピーキング力」のことになります。これが結構トリッキーでして、例えば「海外生活するなら中学レベルの英語で充分」とよく言われますが、これは「中学レベルの英語を聞けて話せるレベル」という意味になります。
日本人の英語力は知識的な意味でいうと決して低くはありません。しかし、アウトプットとなると全く別物になってしまい、たちまち難易度が高くなる傾向があります。
ですので、海外移住を検討されている方は「英語を話す力」と「聞く力」に注力するのが良いかと思います。
英語のスピーキングとリスニングを強化するなら、スタディサプリ ENGLISH というアプリがとても効果的ですので、導入してみてください。

英語力を数字で確認したいならIELTSがベスト
「海外移住に必要な英語力をもっと具体的に知りたい」という方はIELTSを基準に考えてみることをオススメします。
International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、海外留学や海外での就職、海外移住などの際に必要となる英語力を測るためのテストです。
イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも約3,000校の大学がIELTSを採用しています。
英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界で300万人以上が受験しています。
なぜ『IELTS』なのかと言いますと、IETLSはトータル的な英語力の判定ができるテストだからです。
TOEICのような選択問題だけのテストとは違い、『試験官と1対1の面接』や『テーマに沿ったエッセイを書く能力』なども試されます。つまり、英語力全般を鍛え上げないと高いスコアが取れないテストになっています。
海外移住に必要なIELTSスコアとは?
結論から言いますと、海外移住に必要なIELTSスコアは Overall 6.5 が1つの基準になってきます。
IELTS6.5というと日常会話を無難にこなせ、プロフェッショナルとしてオフィスで働けるレベルの英語力になります。その根拠としては、英語圏の大学や高等教育機関の入学条件にIELTS6.5以上のスコアが必要なこと、また永住権の申請にもIETLS6.5の取得が義務付けられていることが挙げられます。(ニュージーランドの場合)
つまり、IELTS6.5レベルの英語力があれば大体の国の機関的には「ネイティブと一緒に学校や職場で過ごせるレベル」と認めているということです。
IELTS6.5がどの程度の会話力なのか見てもらったほうが早いと思いますので、動画をおいておきます。この動画を、「あなたが目指すべきレベルの英語力」として参考にしてみてください。
ゼロから勉強を始め2年半で現地就職を勝ち取った夫の例
IELTSの動画を見て、凹んでしまった人もご安心ください。
なにを隠そう、ウチの夫も最初は全く英語が話せませんでした。しかし、勉強を開始してたった2年半で現地企業で働くまでに英語を上達させることが出来たのです。
なぜ、こんな短期間でグイグイーっと英語力を伸ばせたかと言うと、『効率を重視した英語学習法』が効果的だったからだと思います。
ムダを省いて、効率よく勉強するヒントを色々なところ(主に「ドラゴン桜」笑)から寄せ集めた学習法を紹介します。
詳しくは【一年で英語ペラペラ!?】 最短で英語をマスターする最強の勉強法【本気の人限定】でも紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

効率的な英語勉強法とは
まず、前提として英語力ゼロ、英語が話せない人が勉強を始める場合を想定しています。
わたしの持論ですが大人になってからの英語学習は、ダラダラとやるより「集中的」にどっぷりハマり倒す期間が無いと習得は難しいと思っています。なぜなら、学生の時と違い大人になると色々なことが忙しく、せっかく覚えたことも定着する前にすぐに忘れてしまうからです。(年齢的な脳の劣化とは言いたくない笑)
しかし、一時でも集中してしっかりと記憶してしまえば、もし忘れてしまってもすぐに思い出すことができます。
ということで、英語を本気で習得すると決めたら、自分の時間は後回しにしてどっぷりと英語に浸かる期間を設けてください。そんな前提で話をすすめます。
短期間で英語を習得する勉強法の概要
- :文法を完璧に理解する(3ヶ月以内)
- :文法と同時に、寝る前に単語帳を丸暗記する
- :スタディサプリを使い倒す
- :オンライン英会話を使って疑問点を明確にする
これがウチの夫が行った勉強内容です。実にシンプルです。一つずつ説明します。
1:文法を完璧に理解する
まずは、英語の基盤である文法を攻略してしまいます。ここを省いてしまうと、後の勉強に多大な悪影響を与え勉強が大幅に遅れますので、必ず最初は文法から取り掛かってください。一番キツイ時期ですが、ここを乗り越えれば少しずつ楽しくなっていきます。
文法の勉強法に関しては、別記事にまとめてありますので、そちらを参考にしてみてください。ポイントは短期集中です。

2:文法と同時に、寝る前に単語帳を丸暗記する
英単語の暗記は寝る前に行うと定着率があがります。なので、単語は寝る前に集中して覚えます。
覚える本は定番中の定番「DUO 3.0」と「キクタン6000 」の2冊のみで充分です。あちこち浮気せずに、この2冊だけ完璧にマスターします。本当に最初は暗記のオンパレードになり、つらい期間が続きますが、必ず報われる日が来ますので乗り越えましょう。
単語暗記のオススメは「Quizlet」という無料アプリを使った方法です。

3:スタディサプリを使い倒す
英語の基盤である文法と充分な単語を覚えたら、次はいよいよ「コミュニケーションの英語」(つまり「聞く」「話す」)を勉強していきます。
英語の「聞く力」と「話す力」は密接に関係していまして、「自分で発音できない音は聞き取ることが出来ない」と言われています。ということは、逆に考えると「自分で発音出来れば聞き取れる」と言い換えることができます。
そういった意味で、勉強法としては『自分の英語を録音して、ネイティブの発音と一緒になるまで練習する』ことが攻略のカギとなってきます。そして、『完璧に聞き取れなかった部分を洗い出して理由を検証…』などしていくのがベストなのですが、レコーダーを用意したり、書き出してみたり、この練習にはめちゃくちゃ手間がかかります。
そんなときに役立つのが「スタディサプリ ENGLISH 」というアプリです。

上で説明した工程をすべて一個のアプリでできてしまうアプリは他になく英語系アプリの中で一番優秀だと思うので、超オススメしています。
実際にわたしも使っていますが、本当に優秀です。
「スタディサプリ ENGLISH」をフル攻略する勢いで使い倒していれば、あなたの英語力は上級レベルまで伸びていくはずです。
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4:オンライン英会話などを使って疑問点を明確にする
「スタディサプリ ENGLISH」をやりながら、それなりに自信がついたら、オンライン英会話に挑戦してみましょう。
べつにオンライン英会話でなくても、ネイティブの先生と1対1で質問ができる環境ならスクールや家庭教師でも良いと思います。大事なのは1対1です。
なぜ、1対1なのかと言いますと、この段階では、あなたの疑問点をクリアにすることが大事だからです。ですので、頻度的には週に1回で充分だと思います。
一週間の間にあなたが疑問に思ったこと、例えば
「〇〇な場合の言い回しはこれで合っているのかな?」
「CouldとWouldの明確な使い方の違いがわからないな」
など曖昧なところや苦手なところを、完璧に理解し自分に落とし込むのです。
不思議なことに、英語力が上がれば上がるほど「細かい疑問」が増えてきます。なので、「自分の理解力が足りないから後で聞こう」などと思わずガンガン質問をして解決して行きます。
オンライン英会話というと、どうしても「会話中心」と捉えられがちですが、レッスンでは「自分の疑問点をクリアにしていくこと」を目的として行うのが、一番効果的な使い方だと思います。これは英会話スクールでも言えることです。
オンライン英会話は最初に無料レッスンがありますので、あなたが気に入った先生がいるところを選ぶのが良いと思います。「英語の解説が上手であなたの疑問に分かりやすく答えてくれる先生」を探すのが大事ですので、色々な先生を試してみると良いですよ。
色々ありすぎて選べない人は『ネイティブキャンプ』がおすすめです。
月額5,950円で、英会話レッスンが何度でも受け放題なので、他者に比べ圧倒的にコスパが良いのが◎です。
365日24時間いつでも英語を話せるという環境はすごく貴重なので、日本で英語を勉強するなら積極的に取り入れていきましょう。
まとめ
今回は「海外移住に必要な英語力」の解説と「短期で英語を習得する勉強法」などを解説してきました。
まとめてみると
- 海外移住に必要な英語力は「会話力」
- 日常生活:中学レベルの英語を聞けて話せるレベル
- 仕事場:上級レベル
- 具体的には、IETLS6.5 を目指すべき
- 英語力ゼロからでもまだ間に合うから、効率的に勉強すべし
こんなかんじです。
たぶん、この記事を読んですぐに勉強に取り掛かる人は少数だと思います。ナゼかと言いますと学んだことを実際に行動する人は、全体の2割なんだそうです。つまり5人のうち1人しか行動しないのです。
あなたのライバルがサボっている間に勉強をはじめてしまいましょう。まだ間に合いますよ。


この記事が、これから海外移住に挑戦する人の参考になれば嬉しいです。
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