独学で英語の文法を身につけたいです!
『英語は文法なんて気にするな!』って言う人もいるけど、実際のところどうですか?
英語の文法を独学するのにオススメな教材も知りたいです。
ついでに、文法を効率よく身につける方法も教えてほしい…
今回は、英語を独学で勉強したい人の為に、英文法について解説していきます。
この記事を読めば、いかに文法学習が大事であるかわかっていただけると思います。
- 「英語文法の勉強はムダ!」は嘘【基礎は絶対必要です】
- 英語の文法を独学で勉強する人向け参考書【これ一冊でOK】
- 参考書を有効的に使うには?【理解して身につけよう】
本格的に英語の勉強をするなら、まずは文法から始めることをオススメします。
なぜなら、最初に文法を理解しておくことで、後の勉強を効率的にすることができるからです。最短で英語をマスターしたければ文法から勉強を始めましょう。
的な事を言う人もいますが、英語の基本である文法を理解していなければ、「相手のことを正しく理解したり、アナタの考えや想いを相手に伝えること」ができません。
文法がめちゃくちゃな単語だけで通じる英会話は、せいぜい旅行先で道を聞いたり買い物したりする程度です。
もちろん英語学習の目的は個々で違うので、導入としては何から勉強を始めても良いですが、『ちゃんとした英語』を勉強したい人は、まず文法をマスターしましょう。
「英語文法の勉強はムダ!」は嘘【基礎は絶対必要です】
「英語なんてノリだよノリ!文法なんて知らなくても全然OK!Yeah!」
みたいな人がたまーにいますが、騙されてまいけません。
英文法は高校の教科書で充分
よく言われることですが、高校の英語の教科書は英語の約95%を網羅していると言われています。
「英文法ってどこまでやればいいの?」と迷っている人は、高校で習ったところまでをもう一度復習すると考えてみると、気が楽になると思います。
文法学習が必要な3つの理由
それでは、なぜ筆者が最初に文法の勉強をオススメするのか理由をお話します。
ざっくりとした理由は、
文法を理解できていないと
- いつまで経っても正しい英語が身に付かないから
- 後の勉強に支障がでて、何時まで経っても上達しないから
- アタマが悪そうに見えるから
です。
一つずつ見ていきましょう。
英文法が必要な理由1:いつまで経っても正しい英語が身に付かない
英語において配置はとても重要です。
なぜなら、文のどこに単語を配置するかで意味がまったく変わってしまうからです。その配置のルールを学ぶのが「文法」です。
文法を疎かにしていまうと、いつまで経っても正しい英文を作ることができず、いつまでもまともな英語が喋れない人になってしまいます。
「外国人と話すと咄嗟に言葉が出てこない」とよく聞きますが、アナタは時間があれば正しい英語が出てきますか?
英文法が必要な理由2:後の勉強に支障がでて、何時まで経っても上達しない
文法が身についていないのにリスニングやライティングの勉強が出来るでしょうか?単語を覚えても、その配置が分からなければ使えませんよね。
参考 :【英単語】最短 暗記にオススメな厳選アプリはコレ一択!【Quizlet】
文法をなんとなく理解していると誤解している人も、英語の上達が遅れます。
なんとなく理解していると思っている人こそ、最初の段階で英語文法を完璧にしておきましょう。
英文法が必要な理由3:アタマが悪そうに見える
日本にいるカタコトの外国人タレントや韓流スターが『可愛く』見える現象にちょっと似ています。
実際にはどんな人なの分かりませんが「チョット下手な日本語」を話す外国人を見て『可愛い』と思う最大の理由は『日本語の下手さ』ですよね?
しかし、残念なことに海外では『英語の下手さ』を『可愛い』と捉えてくれる人はいません。『可愛い』というより『大人なのに子供っぽく感じる』と言うネイティブは結構います。
難しい単語が出てこないのは仕方ないですが、文法がメチャクチャだと「子供よりちゃんと喋れない、アタマの悪い人」に映るそうです。
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英語の文法を独学で勉強する人向け参考書【これ一冊でOK】
文法を勉強する重要性がなんとなくわかってもらえたところで、独学で文法を勉強する人にオススメな勉強方法を説明していきます。
今回ご紹介する参考書はキク英文法です。
【キク英文法】はボリュームも丁度良く、内容も高校英語をしっかり網羅された優秀な参考書なのでオススメです。
文法の参考書を選ぶ時は、分厚い参考書は避けたほうが良いです。
理由はシンプルに「挫折するから」です。
キク英文法とは
【キク英文法】とは「英語の超人になる!アルク学習シリーズ」の一冊として大学入試用対策用に作られた英文法の参考書です。
大学受験用の参考書なので、高校レベルの英文法をしっかり網羅しています。
キク英文法の良いところ
モチベーションキープが楽にできる
1日ごとに学習する内容がたった4ページx49日分(7週間)なので、さらっと復習するだけなら1日30分くらいで終わります。
ガッツリ時間をとる勉強じゃないので、続けるのが簡単です。
コレ一冊でOK
高校で習う文法がしっかり網羅されている(つまり英語の95%が網羅されている)ので『キク英文法』1冊をやれば大体の英文法が身につきます。
キク英文法の悪いところ
悪いところはあまりないんですが、しいて挙げるとしたら
解説の赤文字が見づらい
ことです。
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参考書の使い方解説【理解して身につけよう】
ここからは、キク英文法を例に具体的な勉強法を解説していきます。
目標は3周です。
一周毎にポイントが変わるので、説明していきます。
- 1周目:文法を「理解する」ことに集中する(覚える必要はない)
- 2周目:一周目できちんと理解出来ていたか確認と文法項目を覚えていく
- 3周目:本を見て、「パッと思い出せたか」確認と文法項目を覚えていく強化
最初は文法をきちんと理解する所から始めます。
しっかり理解したら、何回も何回も参考書を読み込み覚えていき、それをひたすら繰り返します。
1周目から詳しく解説して行きます。
1周目:文法を「理解する」ことに集中する(覚える必要はない)
ポイント
最初は文法を正しく「理解する」ことを目的として学習を進めていきます。
この時点では、文法を暗記する必要はありません。あくまでも「完璧に理解する」ことに徹しましょう。
具体的な勉強方法
【キク英文法】は1日分の勉強量は4ページです。最初の2ページは【文法の解説】そして、次の2ページは【問題集】になっています。
まずは【文法の解説】をしっかり読み込みましょう。
途中で知らない言葉が出てきたり、理解があいまいになってしまった時は、インターネットなどで調べ「わからないことを無くす」ようにします。
次に【問題集】で復習をします。
【問題集】は問題を解くことより、解説をしっかり読み理解を深めることが大切です。
2周目:一周目できちんと理解出来ていたか確認と文法項目を覚えていく
ポイント
1周目で理解した文法を「パッと見て思い出せたか」確認。あいまいな点は2周目で完璧にする。
具体的な勉強法
1周目同様、文法の解説でわからない事がないか確認します。
つぎに、その文法項目を使って自分で例文を作ります。
例文を作るポイント
例文はアナタの生活で使いそうな例文を作ります。例えば、キク英文法DAY20『副詞』Rule93-1の例文
「Have you read today’s paper yet?」(今日の新聞をもう読みましたか?)の『today’s paper』をアナタの好きな雑誌や本に変えて
「Have you read Harry potter yet?」(ハリーポッターもう読んだ?)みたいに自分の身近な事や好きなことを例文にすると覚えやすいですよ。
作った例文を、自分の口に馴染むまで何度も復唱します。
復唱する時は、感情を込めて誰かに話している場面を思い浮かべながら話しましょう。そうすることで、とっさに英語が口から出てくるようになります。
3周目:本を見て、「パッと思い出せたか」確認と文法項目を覚えていく強化
ポイント
3周目、ここまでくれば後はひたすら復習をするのみです。
具体的な勉強法
この段階でも【文法の解説】をみて「パッと内容を思い出せたか」確認しましょう。
2周目と同じく、自分で作った例文を口に慣らすように何度も繰り返し喋り続けます。
もし出来るなら、「その日覚えた文法項目を誰かに教える」もしくは「教えるつもりで説明してみる」といったアウトプットをすることです。
コレをすることで、自分が理解出来ていない点、暗記できていない点、曖昧な点が見えてきます。
まとめ
今回は、独学で英語の文法を身につける方法を【キク英文法】を例にとり解説してきました。
まとめてみると
- 英語文法は「正しい英語を聞く・話すため」「最速で効率的に英語をマスターするため」に必須
- 文法のオススメ参考書は【キク英文法】
- 【キク英文法】は文法項目を誰かに説明できるくらいまで完璧にする
今回ご紹介したやり方は、実際に筆者が行ったもので、勉強期間は約3ヶ月かかりました。
英語は最初が本当に辛いです。とにかく覚えることが多いので、アレもコレもとやっていると必ず挫折します。
『最初は文法』と決めておくことで、『一冊の本を終える』というゴールがわかるため、モチベーションアップにつながります。
最初から完璧にやろうとせず、正しい方向に努力を続けていれば必ず文法は身につくので、焦らずじっくりと勉強していきましょう。
最初にアナタが「英語を学びたい」と思った理由を思い出しながら、じっくりと時間をかけて取り組むと良いですよ。
まずは、一歩を踏み出すことが大事です。アナタの英語学習の参考になれば嬉しいです。
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