こんにちは、ちぇるしー(@ms_curious01)です。
今回は、ニュージーランドのローカル企業で働く夫監修のもと、IT技術者として就職するためのポイントをご紹介したいと思います。
海外の就職活動ってハードルが高いですよね。
CVを送っても送っても一向に音沙汰のない返信。たまに来る返信も「Unfortunately…」から始まるお祈りメール(不採用通知)…。
なにが駄目なのか、改善方法を知りたい!
ITエンジニアの成功体験談が聞きたい!
アドバイスがほしい!
そんな人に向けに、ありあまる有益情報を持ちつつも全く発信に興味のない夫から「ニュージーランド就職のノウハウ」を聞き出してきました。
- ニュージーランド就職を成功させるコツ
- 求人サイトの有効な使い方
- 通るCVの書き方
ニュージーランド就職を考えている人や、就職活動中の人は是非参考にしてみて下さいね。
参考までに、非発信系ITエンジニアの夫の略歴はこちら👇
- 組み込み系ソフトウェア開発 3年
(開発言語:C++、VB)
- バックエンド開発 6年
(主にC++、Java)
MySQL、Oracleデータベースを使ったサーバーアプリケーション開発
- リクルートメント会社の自社ソフトウェア開発2年
- ソフトウェア開発会社でWEBアプリケーション開発1年(←いまここ)
ニュージーランドでIT技術者として就職するための4つのポイント
ニュージーランドでIT技術者として就職するには「戦略」が大切です。
戦略を立て、自分がどこに進むのか明確にすることで『就職するために必要なこと』が明確になるからです。
「とにかくどこでも良いから就職したい!」とCVを乱れ打ちしても無残な敗北をするだけなので、自分の戦略が活かせる求人にのみフォーカスし、突破率を上げましょう。
具体的な戦略のポイントは下記4つです👇
- 狙うポジションを明確にする
- 求人サイトで需要を把握する
- 書類審査に通るCVを作る
- 英語力を上げる
詳しく解説します。
①狙うポジションを明確にする
まず、IT技術者として求人に応募する時は、1つのポジションに絞ることをおすすめします。
色々なスキルを持っている人でも、片っ端から応募するより「1つのポジション」を徹底的にリサーチし、戦略を考えたほうが成功率が上がるからです。
また、CVはポジションごとに変える必要があるので、そこに時間を費やすなら、1つのポジションに絞り、徹底的にCVをを作り込んだ方が時間を有効に使えます。
厳しいですが、募集要項の8割位のスキルを満たしているだけでは「運良く採用される」ことはほぼ無ありません。
ニュージーランドでの就職活動は、時間との勝負でもあるので、時間の有効活用という意味でもポジションは絞ったほうが得策です。
狙うポジションの明確化ですが、具体的には下記の感じで考えればOKです。
- 言語は何を使うのか?
- フロントエンドなのかバックエンドなのか?
- ソフトウェアなのかインフラなのか?
- ジュニアなのかインターミディエットなのかシニアなのか?
みたいな感じで考えて行くと、狙うポジションが見えてくると思います。
Seekなど求人サイトで需要を見つつ、自分の経歴やスキルと合わせて決めて行けばOKかなと思います。
【経験談】
夫の場合、就職活動を始めた当初は、それまでメインでやっていたC++やJavaの求人を中心に探していました。
しかし、2015年当時に一番需要の高かったのが.Netだったため、.Net一本に狙いを定め、必要なスキルを徹底的に磨きジョブオファーを貰うことができました。
こんな感じで、自分の経歴と需要が上手くマッチしているところを探し、1点突破するイメージで就職活動を行った方が、成功率は高くなります。
戦うべき戦場を絞り、その場所で1番になることを目指す「ランチェスター戦略」
これは、弱者が戦う上で最も大切な戦略なので、是非取り入れてみて下さい。
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②求人サイトで需要を把握する
自分の狙うポジションを決めたら、その求人情報をチェックします。
チェックポイントは、応募に必要な「実務経験」と「スキル」です。
この2つは「必須条件」なので、条件に満たない場合、書類審査を通過することが出来ません。
具体例を用いて説明させてもらいます。
以下はニュージーランドの転職サイトSeekから抜粋した「.Net Developer」の求人を一部抜粋したものです👇
形は違えど、大体の求人では上記と似たような内容が書かれていると思います。
繰り返しになりますが、求人情報のチェックポイントは「実務経験」と「スキル」なので、それらを詳しく見ていきます。
- ①実務経験
上記例の場合、2年以上の実務開発経験があり、C#とSQLの実務レベルの知識があること - ②必須スキル(Essential Skills)
9割以上満たしているか確認
必須スキルは100%満たしているのが理想ですが、基準としては9割くらいでも勉強しておけば大丈夫だと思います。
求人を見るときは、必須スキルをリスト化し、満たしていないスキルをチェックします。
引き続き、同じようなポジションの求人をチェックしていくと、ニュージーランドで需要が高いけど、あなたに足りていないスキルが明確になるはずです。
更に求人を何件も見ることで、足りないスキルを習得する『優先度』がわかります。
この優先度を知ることがポイントです。
足りないスキル(補うべきスキル)の優先度がわかったら、優先度の高い順からスキルを磨いていくことで、一気に応募できる求人が増えます。
(あくまでも応募するときは、募集要項を100%満たした状態で応募する)
ちなみに、「足りないスキルを習得するってどこまでやれば良いの?」と疑問に思う人もいると思うので、参考まで。
WEBディベロッパーの場合、必須スキルを使ってWEBアプリケーションをスクラッチから作れるレベル。また、それを英語で説明できるレベルが必要だそうです。
何故かと言うと、上記のレベルに達していないと、書類審査の次に来るコーディングテストを通過できないから。
ハッタリで書類審査通過しても、結果的に採用されなければ意味がないですからね。
求人サイトとは、応募するだけじゃなく、これからあなたが進むべき道のヒントが大いに隠れています。
しっかりチェックして、自分に必要なものを見つけて下さい(๑•̀ㅂ•́)و✧
③CVはスキルを全面に押し出す
ニュージーランドでIT技術者として就職するポイント3つ目は、IT技術者限定「通るCVの書き方」です。
実務経験・必須スキルは満たしているのに、10社ぐらい応募しても書類選考に通らない場合、CVに問題があるかもしれません。
夫いわく、スキルが満たされていれば、ほとんどの場合で書類選考は通るそうです。
書類審査の通過率の悪い人は、以下のチェックポイントを確認しておきましょう👇
- CVの1枚目にスキルを書く
- 3枚以内に収める
- CVはPDFで送る
もう少し詳しく説明します。
CVの1枚目にスキルを書く
CVの1枚目にスキルを見やすく書き出しておきましょう。
書き方は、文章より、パッと見でわかりやすい「箇条書き」がおすすめです。
何故かと言うと、ニュージーランドのIT求人は、1件に対し100件以上の応募が来るため採用者は文章より前にスキルをチェックするからです。
スキルがマッチしていることを確認したら、初めて文章を読む感じなので、まずはスキルを目立たせた方が読んでもらえる率が高くなります。
3枚以内に収める
CVは3枚以内に収めましょう。
採用者は毎日うんざりするほどのCVを見なくてはいけないので、長いCVはあまり好まれません。
どうしても長くなってしまう場合は、応募するポジションに関連する経歴のみ抜粋して書けばOKです。
CVはPDFで送る
CVはPDFファイルで送りましょう。
最近の採用者はスマホからCVを見ていることが多いので、スマホで開けない、表示が崩れるフォーマットは避けるのが無難です。
また、PDFにしたCVは、自分のスマホでしっかり表示確認をし、見やすさに問題はないか、重すぎないか、チェックしておきましょう。
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④英語力を上げる
「ニュージーランド就職のポイント」最後は、英語ですね。
逃げられません。
IT技術者の場合、テクニカル的なことを英語で説明する場面があるので、英語で説明出来るようにしておかないと、面接で詰みます。
面接対策はオンライン英会話などで模擬面接の練習をしておくと、本番でかなり自信をもって話をすることがきるので、1度はやっておくと良いです。
ビズメイツとかだと、CVの添削もしてくれるのでコスパ良いですね。
夫の場合、英語力はそこまで高くなかったのですが、オンライン英会話の模擬面接にかなり助けられました。
それ以外にやった英語の勉強はこちら👇
»英語力はどれくらい必要?英語力ゼロから2年半で現地就職を勝ち取った夫の例
まとめ
以上、IT技術者として就職するためのポイントについて解説してきました。
ニュージーランドのIT就職は「スキル・英語・時間」がキーになります。
限られた時間の中、言葉も文化もちがう国で就職活動をするのは本当に大変だと思います。だからこそ、1点突破を目指し、IT技術者のポジションをゲットして下さいね。
この記事がこれからニュージーランドにIT技術者として移住を考えている人や、現在就職活動を真っ最中の人の参考になれれば嬉しいです。
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